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2025.07.30

貴方に【おすすめのハウスメーカー】とは?

「ハウスメーカーで建てたい」という相談をたくさん受けてきましたが、結構勘違いしている人も多いので、知っておくべき基礎知識と、ハウスメーカーの選び方!を教えます。

ハウスメーカーで建てる家は、どんな家?

まず、はっきりとお伝えしておくべきことですが、ハウスメーカーでは家を「商品」として扱っています。ですから・・、完全注文住宅の家、自分たちだけのオリジナル住宅を建てたいといった人には、そもそもハウスメーカーは向いていません。

多くのハウスメーカーは、商品として「家」を扱っているので、その商品をどうやって売るか?どのくらいの値段で売れば利益が取れるか?を一生懸命考えています。

言い換えると、一般消費者ニーズの最大公約数を商品化し、常に70点以上を取りましょう!というのが、ハウスメーカーの命題なのです。70点以上の家づくりとはどういうことか?100人いたら70人の人が満足するだろうというイメージがしっくりくるかもしれません。

大手ハウスメーカーの家は、超高性能?

各社が70点を取れる商品を売り出すとすれば、他社との差別化が難しいことが想像できると思います。ですから、ハウスメーカーは次のような手法で、差別化を図ります。

  • 他社ではまねできないだろう、という認定工法を開発する・特許を取得する。
  • マスコミを使ってブランド構築、プロモーションを行う
  • 家に関する性能を可視化し、数字の勝負をしていく

認定工法とは特許のようなもので、積水ハウスの部材特許で言えば「ベルバーン」という外壁材、「シャーウッド」という木造工法、住友林業では「ビックフレーム」という構造躯体などが例に挙げられます。シャーウッドで建てたい!となれば、積水ハウスで契約するしかありませんから、このような手法を取りますよね。

プロモーションで言えば、ハード面とソフト面に別れますが、ハード面で言えばヘーベルハウスの外壁である、「比類なき壁(ヘーベル版)」であったり、三井ホームの「震度7連続加振回数60回」などでしょうか。ソフトブランディングで言えば住友林業の「TREEING」などがパッと浮かびます。ソフト面での差別化は正直、雰囲気重視で家の性能スペックなどとは縁遠い事が多いですね。ただ、この手法は最近の流行りではあります。

性能可視化で言えば、最もわかりやすいのは一条工務店でしょう。Ua値やC値を前面に出して、他社と比較検討させやすいのが、受注好調の一つではあります。しかしながら、これらの差別化要素や手法はあくまでも「70点」を目指したものだという事をお忘れなく。例えば、C値などでは、【高気密高断熱】に特化している工務店の場合C値0.2を切る会社はざらにありますし、部材耐久性などもかなり長期間の海外製品を選択している会社もありますので、ハウスメーカーの商品がずば抜けて「超高性能」という事ではありません。各社の商品は、むしろバランスを取りながら、最適解の家はこれですよ!という意味合いが強いと思います。

貴方におすすめのハウスメーカー

どんな家を建てたいか?何にこだわりがあるのか?が重要です。70点の商品ですから、期待の100点満点をとる商品はなかなか存在しませんから、優先順位と取捨選択が必要になってきます。ハウスメーカー選びは、以下のことを最初に整理して進めるとよいでしょう。

とにかく【耐震性・耐久性】を重要視したい!という場合には、鉄骨メーカーが最有力です。耐久性は無機質な部材のほうが優位性はありますので、メンテンナンスも木造と比較すると期間とコストはメリットが多いです。一方、【断熱性・気密性】を重要視しているよ!という方は、木造メーカーが第一候補です。どうしても熱伝導率の高い鋼材を構造躯体に採用している鉄骨は、断熱性能は物足りないと思うかもしれません。

【間取りの自由度】が最も気になる方は木造系です。木造でも木造軸組工法とツーバイ工法では、在来軸組工法のほうが自由度は若干高いと思います。逆に自由度が低い、規制が多いのは、ユニット工法で「いくつかのプランから選ぶ」というのが特徴的です。

耐震・耐久だと「積水ハウス」や「ヘーベルハウス」、高気密高断熱だと「三井ホーム」あたりが最有力でしょうか。間取りの自由度では「住友林業」のビックフレームは満足感が高いように思います。ある程度のお任せが前提ですが、性能特化の商品選択肢から選びたい方は「一条工務店」などをチョイスしているような傾向にあります。当センターのセミナーでは、各メーカーの実力や実際の裏情報満載の内容です。気になる方は是非ご参加ください!

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